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【vol.12】 花粉症ひとくちメモ

今年も花粉症の季節がやってきました。今年の花粉量は昨年の約30倍とも言われています。今まで症状のある方はもちろん、なかった方も急に出る可能性があります。地域によって花粉の飛散状況が異なりますので、最新の花粉情報をキャッチするようにして、備えていただきたいと思います。お薬は症状が出始めてから内服をするよりも、10 日~1週間程早めに服用し始めると症状の発現を抑制しやすいといわれています。花粉症を持っていることがすでにわかっている方は早めの受診をお勧めします。

● 花粉症のお薬ってどんなもの?

アレルギー反応は生体が抗原と接触することにより生じます。抗原に接触すると体からケミカルメディエーターと呼ばれる物質が放出されます。これらケミカルメディエーターを抑制したり、反応をブロックしたりするのがアレルギーのお薬の主流です。

<ケミカルメディエーター遊離抑制薬>

効果が出るまでに時間がかかるため、早めに開始します(約2週間)。眠気などの副作用は少ないです。

<ケミカルメディエーター受容体拮抗薬>

1. 抗ヒスタミン剤(第二世代)
第二世代の抗ヒスタミン剤は第一世代のものを眠気などの副作用が少なく、持続性があるように改良されたお薬です。現在、最械操作、受験生なも頻用されているお薬です。眠気が出やすいものもあり、車の運転や、機どには眠気の少ないものを選択します。くしゃみ・鼻水によく効きます。

2. ロイコトリエン拮抗薬

3. トロンボキサン A2 拮抗薬
ロイコトリエン拮抗薬・トロンボキサン A2 拮抗薬はくしゃみ・鼻水にも効果がありますが、鼻閉の症状を改善します。約2週間前から服用開始します。

<局所ステロイド薬>

点鼻薬や点眼薬のように局所で使用するステロイド薬は全身的には吸収されにくいので副作用も少なく、効果もよいです。

● 血圧手帳のススメ
血圧の治療の主役はあなたです!!

当院では高血圧の方、血圧が気になる方などに「血圧手帳」をお渡ししています。皆さんが測ってくださった家庭血圧を見て、血圧のコントロールをしていきます。血圧は様々な条件で変動するものです。一喜一憂する必要はありませんが、ご自分の血圧の傾向を知ることは大事です。あなたも是非、始めてみましょう!!

内科・循環器内科 ふよう内科クリニック FUYO CLINIC

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