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【vol.10】 救命救急について

全国で救命救急の講習が開かれることが多くなりました。みなさんは下のような言葉を耳にしたことがありますか?難しそうな言葉ですが、世界共通ですので、覚えておくとどこかで役に立つかもしれません。日本でも、だんだん救命救急に対する認識というのは変化してきています。人が目の前で急に倒れてしまった場合どのように自分は行動すればよいか、また行動することができるか。あわてず状況を見極めるためにも、簡単な知識を得ておくのは大切なことだと思います。

欧米では早くから一般の人々に対する心臓マッサージや人工呼吸の知識が普及し、救命救急の際に自動除細動器(AED)を使用することが許されました。日本でも空港や公共の施設などにAEDが設置されるようになり、 2004 年 7 月より一般の皆さんがAEDを使用することが可能となりました。

■ BLS( Basic Life Support )「一次救命救急」
■ ACLS ( Advanced Cardiovascular Life Support ) 「二次救命救急」
■ AED ( automatic electrical defibrillator ) 「自動除細動器」

ところで病院以外で心肺停止状態になった場合、その社会復帰率を知っておられますか?なんと約 1 %だそうです。また、

◇ 心臓が止まってから脳がだめになってしまう時間を知っていますか?
約 3 ~ 5 分
◇ 日本で救急車を呼んでから到着するまでの時間を知っていますか?
平均約 6 分

つまり…

最初に発見した人が救命の鍵を握っているのです!
● 救命救急の実際
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1. 意識の確認
意識がない! → 救急車を呼ぶ、人を呼ぶ → 下あごを挙上
2. 呼吸の確認
呼吸をしていない! → 人工呼吸
3. 脈の確認
脈が触れない!! → 心臓マッサージ

ふよう内科クリニックではAEDを装備しています。
お問い合わせや質問がありましたらお申し出下さい。

内科・循環器内科 ふよう内科クリニック FUYO CLINIC

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