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【vol.04】 禁煙のススメ

「やめようとは思っているが、なかなか・・・」「悪いことはわかっているけど・・・」「何かあったらやめられるけど・・・」 喫煙されている方にとって、「禁煙」は一大決心だと思います。

では、どうしてタバコは良くないのでしょうか? たばこの煙の中には、ニコチンや不完全燃焼に伴う一酸化炭素などの酸化物質・化合物が数千種類含まれているといわれます。ニコチンや一酸化炭素などの酸化物質は血管の内側を傷め、いわゆる動脈硬化を進めます。

また、一服吸うごとに体の中の酸素濃度を低下させたり、血圧や脈拍を上昇させたりして、心臓に負担をかけています。また、発がん物質が含まれ、これらの多くは、体内で代謝される際に活性型に変化したのち、遺伝子の変異を引きおこします。こうした遺伝子変異が蓄積して、細胞ががん化すると考えられています。

また、喫煙者だけでなく周りにいる人の受動喫煙による弊害についても言われていますが、配偶者が喫煙する場合、肺がんリスクが女性では20%、男性では30%程度増加、職場の場合、16~19%程度増加すると推定されています。

● 禁煙によりリスクは減少します!

禁煙することにより、循環器疾患では、禁煙後5~10年程度でほぼ喫煙しない人のレベルに低下します。肺がんのリスクに関しても減少し、禁煙後10年で、喫煙継続者に比べてリスクが1/3~1/2にまで減少します。若い年齢で禁煙するほど効果 は大きいですが、どんな年齢で禁煙をしても、喫煙を続けている人に比べて確実にリスクは減少します。

当クリニック内は禁煙です。受付に日本循環器学会の禁煙パンフレットを置いております。体のこと、環境のこと、もう一度考えてみていただけたら幸いです。

内科・循環器内科 ふよう内科クリニック FUYO CLINIC

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