Home > にこにこカルテ > 【vol.07】 超音波について

にこにこカルテ

【vol.07】 超音波について

illust

皆さん、超音波検査(エコー検査)をご存知ですか?「知ってる、知ってる、お腹にゼリーをぬ ってする検査」「先日、テレビで特集やってたよ」「赤ちゃん(胎児)を見るときの検査ね」などなど、いろいろな印象を持っておられるようです。 超音波検査は今や日本が世界に誇る技術です。日進月歩、どんどん新しい機能が開発され、どんどんその精度は上がってきています。もともと超音波は魚群探知機に応用されていました。それが、医療用として1900年代中盤、注目され現在まで開発されてきました。右上は現在当院でも使用しているアロカ社というところの初代超音波診断装置です。当時はとても大掛かりな装置と、患者さんに密着させる水槽が必要でした。

● 超音波検査と言ってもどのようなことがわかるのでしょうか?

<病変を見る>
人の耳で聞き取ることのできる音域は20~20000Hzで、それよりも高い音域を「超音波」と呼びます。音は性質の違うものにぶつかると跳ね返ってきます。この性質を利用して、体の中に超音波を当て、臓器の性質や病変などを観察します。解像度・精度が上がり、数ミリの病変を観察することが可能です。人間ドック・検診にも導入されています。 ごぞんじのようにコウモリやイルカは超音波を出して跳ね返ってきた波を感じて、ぶつからないように上手に飛んだり泳いだりしています。

<機能を見る>
心エコーなどのように動きを評価したり、血流を表示したりして、その機能を知ることもできます。動きは良いか、心臓の負担の程度はどのくらいか、弁膜症の程度はどのくらいか、などを評価し、治療の助けとします。

● 当院では

illust

1.腹部超音波検査
2.心臓超音波検査
3.頚部超音波検査(動脈硬化の評価)
4.その他の部位(甲状腺、下肢静脈エコーなど)

などが可能です。 右は、現在当院で使用している超音波診断装置です。 超音波検査は痛みを伴うことなく、何回も繰り返して行うことができます。そして、治療の効果 や経過をたどっていくことができます。いまや医療にはなくてはならない検査です。

内科・循環器内科 ふよう内科クリニック FUYO CLINIC

診察スケジュール

電話受付 086-955-7110

PAGETOP